Illustrator日英対訳表をCC2019対応版に更新しました。

Illustratorで超簡単に本格的な入道雲を描くチュートリアル

使用頻度は高いのに、Illustratorで描こうとすると意外に難しい「雲」今回はその雲を簡単に描いちゃいます!

一見難しそうな雲でも、オリジナル散布ブラシを使えば超簡単。
見栄えが良い割にとても簡単なのでぜひ試してみて下さい。

Appleのクラウドアイコンの様なポップな雲を描きたい時は↓がオススメです。
Illustratorでポップな雲をつくる

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Step1 オリジナル散布ブラシをつくる

とりあえず雰囲気を出すために背景を空色で塗ります。
R:0 G:153 B:214

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ブラシの元になるオブジェクトを黒(線なし)で作成
多角形ツール 半径:25px 辺の数:12

 

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作成したオブジェクトを選択し、新規ブラシを作成
ブラシパレット→新規ブラシ→散布ブラシ

 

20130907193759
20130907195005
新しい散布ブラシをつくる
サイズ:130 80 ランダム
間隔:83 固定
散布:23 -27 ランダム
回転:20 -20 ランダム
回転の基準:ページ
彩色:色合いをつける
で、雲用のブラシの完成です。

 

Step2 出来上がったブラシで雲を描く

この作業の肝は色違いの線を交互に描く事。
雲は「小さい雲の塊」がくっついて出来ているので
その塊をイメージして線を引きます。

20130907195131
太陽の場所をイメージして
大きめのストロークで「白」
少し小さめ、左下に「灰色」R:230 G:230 B:230

 

20130907195330
白→灰→白→灰……を繰り返していきます。

 

20130907195344
20130907195353
太陽と反対(今回だと左下)には影の部分を多めに描きます。

 

20130907195404
こんなもんでいいでしょう。

 

Step3 パスをアウトライン化して効果をつける

このままだと、線のままなのでアウトライン化をします。

20130907195452
オブジェクト→パス→パスのアウトライン
ちょっとパスが多いですが、あとで綺麗にするので、とりあえずこのまま

 

20130907195832
ラフで雲をもやもやさせます

効果→パスの変形→ラフ
サイズ:5パーセント
詳細:10インチ
ポイント:ギザギザ

 

20130907195902
結果はこんな感じ
これで雲の表情が決まるので、プレビューを見ながらああでもないこうでもないとやってみてください。

 

Step4 パスを綺麗にする

さて、このままでもいいのですが、ちょっと汚いのでパスを綺麗にします。効果がかかった状態でパスのアウトラインを取ります。

20130907201013
オブジェクト→透明部分を分割・統合
ラスタライズとベクトルのバランス ベクトル100
すべての線をアウトラインに変換にチェック

 

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さらにごちゃごちゃになりましたが、安心して下さい。
同じ色をくっつけてスッキリさせます。

パスファインダー:合流

 

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なんということでしょう。スッキリとしたパスになりましたね。
(え?そうでもない?ちっ、めん(ry そんなときはパスの単純化とかでお願いします)
(ただ、そうすると隙間ができるので、コピペ結合で裏地つけてからのがいいとおもいます)

 

20130907201110
影が薄いな―と感じたので、ちょっと影を暗くして
R:204 G:204 B:204
完成です。

 

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選択→共通→カラー(塗り)で色を変える事で様々な表情を楽しめます。

ぜひご活用下さい。
お疲れ様でした。